ケニア KiangaiAB(中深煎)
ケニア KiangaiAB(中深煎)
〇国名:ケニア 地域:ニエリ
ウェットミル名:キアンガイ 標高:1,700m~1,800m
品種:SL28、SL34
精製方法:フリーウォッシュド 名称:KiangaiAB 中深煎
焙煎:中深煎り 酸味:少ない、コク:多い
キアンガイウェットミルはナイロビから北へ125km離れた場所に
位置しています。同エリアのキビリグウィ農協には、キアンガイ
含め9つのウェットミルが傘下として含まれていて、およそ900名
以上のメンバーが在籍しています。
完全完熟のチェリーとそうでないチェリーとを区別して別々に
パルピング(果肉除去)を行います。
その後水路にパーチメントを流し、比重によって3段階に選別し
ています。このグレーディングが適切に機能していない場合、
次の醗酵工程をロットごとに均等に進めることが出来ず、最終的
に乾燥させた際欠点となる豆が多く発生するリスクがあります。
高品質なコーヒーに仕上げるために、この工程はとても重要な
ポイントとなっています。
次の工程としてパーチメントを一定時間醗酵槽に浸けます。
醗酵の主な目的は、パーチメントに付着している分厚いミュー
シレージを酵素分解することです。
醗酵を終え、洗浄してミューシレージを綺麗に取り除いたら、
パーチメントをアフリカンベッドに並べて乾燥させます。
乾燥前のパーチメントの水分含有量は約55%です。それを保管、
焙煎に適切な水分値である約10.5%にまで下げていきます。
当店で扱うコーヒー豆の中でもケニアの豆はブレンドにも使用
し重要な豆で、その中でもニエリ地域の豆は良質な豆が多く
もっとも使用機会が多い地域です。
その良さはしっかりとしたコクにあります。
KiangaiAB(中深煎)は、ボディに加えて甘さと全体的な
バランスのよさ後味のクリーンさがあり幅広い嗜好の方に受け
入れて頂けるコーヒーだと思います。